簡易生命表について

交通死亡事故の逸失利益を計算する際に、収入を証明できない場合には、賃金センサスの平均賃金を基に計算されます。

死亡した被害者の年齢によって、就労可能年数が変わってきますが、就労可能年齢は67歳までで計算されるため、死亡時の年齢が67歳に近い人や67歳を過ぎている人の場合、簡易生命表の平均余命年数の半分ぐらいを就労可能年数とする判例があります。

あくまで、その人が死亡時に収入を得ていた事を証明する必要がありますが、67歳以上の高齢者の死亡事故でも逸失利益が認められる可能性があります。

簡易生命表とは、毎年の人口動態統計の死亡数と、10月1日現在の推計人口を用いた計算によって算定された死亡率のことです。数値は毎年微妙に変わります。

簡易生命表